一昨年の冬まで、我が家にはもう1匹犬がいました。
ロングコートチワワのバルちゃん。
2021年12月9日に虹の橋のたもとに旅立ちました。
バルに旅立たれて、去年の今頃は未だに悲しみから抜け出せず、ふと思い出しては涙がポロポロ溢れてきてとても悲しかったのだけど
季節が流れ、バルの一周忌を迎える頃には気持ちも落ち着いて、寂しさはあれど、いつも通りの日常に戻っていました。
その頃、愛猫オレオが腎臓病を患っている事がわかり、治療を始める事に。
また自宅での皮下点滴の日々の始まりです。
バルの時は鳴き叫び嫌がるのを無理やり押さえつけ、慣れない皮下点滴の処置に私もあたふたし、震える手を必死に動かしながらなんとかこなしていたけど、
その点、オレオは最初に逃げてしまうものの、ネットに入れてしまえば、後は割と大人しくしているので、一日おきの皮下点滴も割とスムーズにできていて、このまま順調に過ごせるかと思っていました。
今日までは。
今朝、オレオが吐いてしまって、猫が吐く事は珍しい事ではないのだけど、その後一向に2階から降りてこない。
いつもなら、度々ご飯の催促をしてくるのに、お昼前から、夜の9時頃まで姿を現さず。
今日は点滴の日だったので、最終的には夫がネットを持ってオレオを捕獲し一階へ連れてきてくれました。
まずは甲状腺のお薬を口に押し込む。
次にカリウム補給用のサプリを。
そして、皮下点滴。
とにかく、最低限「やっておきたいこと」を済ませ、
点滴後、オレオをネットから解き放つ。
いつもなら、一旦は台から飛び降りて、私たちから距離を取るものの
その後の投薬用のチュールの準備をする音で、いそいそと戻ってくるはずなのに、
今日はこない。
こないならと、お皿にウェットの療法食を入れて2階の猫部屋の隅で隠れているオレオに差し出してみるも
食べない。
昨年の12月から、本格的に腎臓病の治療に取り組むも、療法食を食べる量が日に日に減ってしまい。
最近の血液検査ではカリウムの数値が低くなってしまって、これ以上食事量が減ることは死活問題。
それなのに今日はほとんど食事をとってくれなくて、バルが一昨年腎臓病の告知から半年も経たずに旅立った事を思い出し、
久しぶりに泣いてしまいました。
強制給餌をしようか
しないか
いつもここで悩みます。
嫌がる口をこじ開けて、ご飯を口に入れれば頭を振って口から吐き出す。
自分の思いと動物の思いは、必ずしも=ではないので、長生きさせたいと思うこの行為が、愛猫にとって苦痛になってしまうのではないか。
どうしよう。
どうしたらいいんだろう。
また家族が減るのが怖い。
とりあえず食べて食欲の刺激になればと、他の子達が食べているカルカンのパウチを食べさせてみることに。
食べる勢いは、いつもよりはやっぱり無くて、でもチョボチョボと少しだけ食べてくれました。
明日は、もう少し食べてくれるといいな。
少しだけご飯を食べてくれたオレオ